be京都ポストカードコレクション委員会は平成28年度京都府文化力チャレンジ事業に採択いただきました。手書きで書くことが少なくなっている昨今、手書きで書く文化の啓蒙、及びアートを身近にコレクションしてもらいたい思いの元、全国からテーマに沿った絵はがきを募集し展示してきましたが、特徴のひとつである、原画作品が展示できる魅力を重視するとともに、多くの交流を図るため、アートトレーディング及びスケッチブック交流会を実施しました。
ハガキより小さい64×89㎜のイラストボード。そこに表現し、交換するという仕組みです。
1997年スイス人アーティストが展覧会の一環として、手作りで1,200枚のカードを制作し、仲間のアーティストにも参加を呼びかけ、展覧会の最終日のパーティーでカードの交換会を行ったことで、世界各地に広がりました。日本では、現在関東を中心にWEB上やスタンプアートを中心に交換会が広がっています。
京都ではほぼ前例がなかったため、「芸術文化交流」を目的にこの手法を導入してみることにしました。
アートをコレクションする、新しい文化を創造するきっかけづくりを行いました。
切り絵、水彩、パステル、コラージュ、色鉛筆、4枚連作など表現は様ざま。
交流方法もあえて自由にしたところ、参加者自ら「みんなの作品がみたい」と言い、カードを並べ始めるなどおもしい展開に。アーティストからも制作意欲のわく交流だったと高評価でした。
小さなスペースの中に表現される芸術を通して、年齢の垣根を越え発想を刺激しあうことができました。
スケブとはスケッチブックの略。
その場でアーティストが表現する姿や実際にお話できる喜びもあり、芸術性の高い時間となりました。
参考:スケブ交流の進め方 http://posukore.com/about/sketch.html